院長ブログ

2024.03.20更新

普通自動車運転免許に必要とされる視力は「左右いずれも0.3以上あり、なおかつ両眼で0.7以上」となります。

もしも片眼の視力が0.3に満たない(または見えない)場合は、もう片方の眼の視野が左右150度以上で視力は0.7以上なければなりません。

次に原付免許と小型特殊自動車免許です。
必要とされる視力は「両眼で0.5以上」となっており、普通自動車免許よりも合格基準が緩くなっています。
片方の眼が見えない場合は、もう一方の視力が0.5以上あり、なおかつ視野が左右150度以上あることが条件です。

また大型・中型・けん引や第二種免許では、更新に「左右いずれも0.5以上あり、なおかつ両眼で0.8以上」それと、深視力検査に合格する必要があります。
(深視力検査とは、遠近感や立体感を感じる能力)

普段眼鏡とコンタクトの両方を使っている場合、どちらかを使用して基準の視力に達していれば合格となります。
取得・更新した運転免許に「眼鏡等」の条件が記載されると、裸眼で運転することはできなくなります。
もし裸眼で運転した場合、道路交通法第91条違反となり、減点と反則金が科せられることとなります。
取得・更新時に眼鏡やコンタクトを使用して不合格となった場合、再検査を行い、合格すれば免許を更新することができます。
更新期間内に合格しなかった場合は、免許が失効することもあるため、視力に懸念がある場合は、更新の時期が近づいてきたら、視力検査をすることをおすすめします。
※取得・更新時の前日はしっかり睡眠時間をとり体の疲れを取りましょう。
 午前中に行くのもオススメです。

2024.02.26更新

乾燥しやすく、加湿が必要な季節ですが、

ドライアイの方は、特につらい時期ですね。ご自宅でできるケアがありますので、ご紹介します。

では、なぜドライアイになってしまうのでしょうか?
涙は成分のほとんどが水分ですが、その水分が蒸発しないように、表面に一層薄く油の層がのっています。その油を分泌しているのがまぶたの中にあるマイボーム腺という所です。
このマイボーム腺が何らかの原因でつまってしまい、油を出す機能が低下すると、水分が蒸発し、ドライアイに。ドライアイの症状を訴える方の8割が、このマイボーム腺の機能不全によることが原因であるといわれています。

目薬以外に、みなさんがご自宅で毎日行うと効果が高まる、温罨法(おんあんぽう)という方法があります。
温罨法は、目の周辺を温めることで、マイボーム腺のつまりを緩和します。市販のホットアイマスクを使用したり、ホットタオルをご自宅で試してみましょう。

―ホットタオルの作り方—
 用意するもの:おしぼりなどの薄手のタオル2枚、ポリ袋1枚
 ① 1枚のタオルを水に濡らして絞る
 ② 濡らしたタオルをグルグル巻きにする
 ③ 500Wの電子レンジで、1分加熱する
 手に持つと熱いぐらいにするのがポイントです
 ④ 加熱後、すぐに取り出し、ポリ袋にいれる
 ⑤ もう1枚の乾いたタオルでひと巻きする
 ⑥ 目を閉じて、まぶたに5分間のせる

これを1日2回朝と晩に続けると効果的です。くれぐれもやけどにご注意下さい。温罨法

2024.02.13更新

アイシャンプーをご存じですか?
アイシャンプーとは水洗いだけでは落ちないメイク残りや花粉などを洗い流すものです。
まつ毛の美容やドライアイ予防、まつ毛ダニ予防に効果的と言われています。

まぶたの裏側には、マイボーム腺という油分を分泌する器官がありますが、この分泌口が汚れで詰まってしまうと、油分の分泌を妨げ、涙の蒸発を促進してしまいます。
マイボーム腺が詰まってきちんと機能しない状態が、ドライアイ原因の8割以上を占めていると言われています。
ドライアイは、特に女性に多く見られますが、アイメイクによる汚れが大きく関係しています。
アイシャンプーでアイメイクをしっかり落とすことは、ドライアイの予防に効果が期待できます。
まつ毛や目もとは、目やに・皮脂・ホコリ・花粉・メイク残りなどの汚れが溜まりやすく、石鹸や洗顔料は目の中に入ると刺激が強いため洗いにくい場所です。
汚れをそのままにしていると、ドライアイやものもらいなどの眼病のリスクや、まつ毛が生えにくくなるリスクがあるため、アイシャンプーを使用した眼の洗浄が大切です。

2024.02.01更新

2月に入り、寒暖差が厳しい日もございますが、いかがお過ごしでしょうか。
寒暖差が大きい時期は身体の負担が増えるので注意が必要です。
冬に起こりやすい眼の症状を2つご紹介します。
まず1つ目が結膜下出血です。
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れ出血したもので、白目部分はべったり赤く染まります。多少、目がごろごろしますが、痛みなどはありません。
目が赤くなり、びっくりする方が多いですが、出血は1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いので、ほとんどの場合心配はいりません。
ただし、眼外傷をうけた場合や、痛みやかゆみ、めやにを伴う場合は注意が必要です。また、頻繁に繰り返す場合は、糖尿病や高血圧などの基礎疾患が背後に隠れている可能性もあるため内科で異常がないか調べてもらうことが大切です。
2つ目がドライアイです。
冬は他の季節と比べ、空気が乾燥しているのに加え、暖房を使用するため、部屋の空気はさらに乾燥してしまいます。
乾燥した空気は、目から水分をうばいます。目が乾く、目が疲れやすい、目がゴロゴロするなどの症状があればドライアイかもしれません。
少しでも違和感があれば受診、ご相談ください。

2024.01.20更新

コンタクトレンズを使用している皆さま、正しいケアをしていますか?

アカントアメーバは、通常は無害です。土の中や淡水の中など、私たちが比較的接触しやすい場所に生息しています。家の中では、浴室や洗面所など、水気のある場所にも生息しています。
コンタクトレンズを装用していると角膜に傷がつきやすく、その傷からアカントアメーバが侵入します。
アカントアメーバは、細菌をエサにしているので、保存液をつぎ足しで同じものを使用していたり、レンズケースを定期的に交換していないと大繁殖します。その汚染されたままのレンズを使用すると、角膜炎を引き起こします。
主な症状は、
・非常に強い痛み(感染の進行により痛みが増す)
・充血
・異物感
・涙が止まらなくなる
・視力低下
ひどい場合は角膜の中央が白く濁り、角膜に孔(あな)が開くと、大きく傷が残ってしまい、視力が戻らない恐れもあります。
そのために予防が大切であり、コンタクトレンズの適切な使用方法やケアを行うことが大切なのです。

2023.12.26更新

毎シーズン花粉による症状が出る方、早めの準備はいかがですか?

当院では、症状が出る前に早めに点眼薬や内服薬を希望され、症状を出来るだけ抑えておきたいと準備される方が来院されています。

患者様の症状に合わせて、点眼薬、点鼻薬、内服薬を処方させていただきますので早めにご相談をお勧めしております。

2023.11.10更新

①手を流水と石鹸で洗います。
②少し上を向き、指で下まぶたを下にひき、目薬の容器の先がまぶたの縁やまつ毛にふれないように1滴点眼します。2滴3滴とさしても、溢れ流れてしまいます。
③点眼後は顔の向きを戻し、しばらく目を閉じるか、目頭を軽く押さえるように1~5分ほど点眼した薬が目の奥の方へ浸透していくのを待ちます。この時、上を向いたまま目を開けたり目をパチパチさせると、せっかくさした目薬がこぼれ落ちてしまいます。

2種類以上の目薬を点眼する時は、5分以上間隔をあけて点眼するようにしましょう。
点眼の順番については医師から指示が出ている時は、その指示に従ってください。

また、目薬にも使用期限があります。
パッケージに書かれている使用期限は未開封の場合です。
開封後は医療機関で処方された目薬は1ヶ月以内、市販の目薬は3ヶ月以内が目安と言われています。古いものを使い続けないようにしましょう。

保存方法は

※冷蔵庫での保存も可能ですが、冷たい目薬を点眼するとめまいの様な症状が現れる場合もあります。


※冷凍庫で保管すると凍結して変質してしまいます。


また目薬の容器は熱に弱い製品が多く、直射日光や50℃以上に放置すると、膨張または収縮が発生します。
凍結、高温にさらした目薬は安全上、新しい目薬の使用をお勧めします。

2023.10.23更新

暑さがようやく和らぎ、過ごしやすい季節となりました。皆さん、夏の疲れが出ていませんか?
 そこで、注意していただきたい病気が、ヘルペス(帯状疱疹)です。ヘルペスと聞くと、皮膚の病気と思われがちですが、実は目にも発症することがあるのです。
原因菌は、子どもの頃に感染した水痘(水ぼうそう)のウイルスです。その頃に、症状が治まっても、何十年も身体の中に潜伏し続け、免疫力の低下した時に、再び活動を始め発症します。
顔やわき腹や腕、腰などの体の片側に、ピリピリ・チクチクとした痛みが生じ、小さな赤い発疹や水疱が帯状にできます。やがて、眠れないほどの痛みを引き起こすこともあります。

顔、特に目の周りの皮膚に生じた場合は要注意です。角膜や虹彩などに炎症を引き起こし、ウイルスが網膜や視神経までに侵入した場合、視力低下や最悪失明することもあります。

ヘルペスは、加齢やストレス、疲れなど免疫力が低下した時にかかりやすいので予防としては食事のバランスに気を付け、適度な運動と十分な睡眠を心がけることです。

また、50歳以上の方についてはワクチンを接種することで発症予防、重症化予防が期待できると言われています。

目の周りにヘルペスの症状が出た場合は、早めに受診しましょう。

 

2023.10.03更新

ルテインは、視力に関係する黄斑部に豊富に存在しています。その働きは、コントラスト感度改善やブルーライトなどの光刺激から目を保護します。

ルテインが減ってしまうと、「ぼやける」、「かすむ」などの見づらさを感じ、加齢黄斑変性症や白内障の発症リスクが高くなります。ルテインは、加齢、喫煙などの生活習慣によって減少し、そのうえ、体内で作ることができないので、食事やサプリメントで継続的に摂取する必要があります。
ルテインは、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれ、1日に必要な摂取量は、約12㎎です。ケールやほうれん草、ブロッコリーなどから摂取することはできますが、その含有量は少なく、普通の食事では1日に多くとも5㎎しか摂れません。
そこで、おすすめなのが、手軽に補えるサプリメントです。当院でも参天製薬さんの「サンテルタックス」「ウェルビジョン」というサプリメントを取り扱っています。
ご興味のある方は、スタッフにお声掛けください。

2023.09.15更新

アデノウイルスが原因で発症する感染症の1つで、いわゆる「はやり目」の事です。

小児における発症例が多いですが、どの年齢層であっても発症する可能性があります。

最近受付での主訴で気になるのが、充血と目ヤニです。

この流行性角結膜炎の症状としては、主に眼の充血、目ヤニ、ゴロゴロする、腫れ、涙っぽいなどがありますので、受付での対応は疑いありとしてまず対応します。

発症時には片眼だけであっても、その後すぐにもう片眼も感染し同じような症状が出る場合も多いです。

これは主に、汚れた手指でタオルの共有、スマホ、テレビなどのリモコン、お風呂場など接触感染によるものが多いです。

具体的な予防策として、消毒していない手で目をこすったりしない、感染者の入浴は最後にするなど、

大事な事は、「感染者が触れたものには気をつける」これを心掛けるようにしましょう。

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