院長ブログ

2024.04.05更新

近視の増加 目の長さが延びている!?

皆さん、世界で近視の人は、どれくらいいると思いますか?

2020年では、約26億人ですが、2050年には世界の人口の半分に当たる50億人近くまで増えるという試算が示されています。
原因の一つが、近くを見る生活です。スマートフォンやパソコンなどの普及により、生活が便利になりましたが、その一方で、近くを見れば見るほど、目には大きな負担がかかり、その影響が近視の増加・進行という問題が生じています。

近くにピントを合わせる状態が長く続くと、目自体の形を変えて(目を後方に延ばして)、ピントを合わせようとします。一度延びてしまうと二度と元には戻りません。特に、子どもは、成長に伴ってさらに目が延びるので、近視が進行しやすいです。

コロナ明けに、ある小学校で調査したところ、半数の児童が近視と判定され、さらに、6年生の目の長さの平均が、成人の大人の長さ【24㎜】にすでに達し、中には、大幅に超えている児童もいたそうです。それまでは、近視の増加は、ほぼ横ばいで推移していたにも関わらず、コロナ明けには、急激な悪化になりました。
幼いの頃から、スマホなどの近くを見ることが増え、かつてないほどの“超近視”時代に突入しているのです。近くの距離のものを見る時間を減らし、遠くを見て目を休めるなど、できる限りの対策が必要です。

 

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