近視抑制治療(オルソケラトロジー)
注意:オルソケラトロジー処方希望の方、当院では初めての方は基本、予約制になりますので来院かお電話でご確認お願いします。
「寝ている間に」できる近視矯正
「角膜矯正により視力を補正する治療法」という意味を持つオルソケラトロジー(Orthokeratology)は、角膜の中央部を平坦化させることで、近視を矯正するコンタクトレンズです。内側に特殊なデザインが施された高酸素透過性のハードレンズで、寝る前に装着し、寝ている間に角膜形状を矯正します。翌朝レンズを外したあとも角膜形状は一定時間保たれ、日中は裸眼でも快適に過ごせます。
当院では、メニコン社の「オルソK」、シード社の「ブレスオーコレクト」を取り扱っています。なお、リジュセアミニ点眼液との併用で、近視進行予防効果がさらに上がることが期待されます。
こんな方におすすめ
- 日中、メガネやコンタクトレンズを着けたくない
- 激しい動きが必要なスポーツをしている
- レーシックなどの外科的手術に抵抗がある
- 子供の近視進行を防ぎたい
- お子様の近視抑制にも効果があるとわかっています
日中は裸眼で過ごせるため、授業に集中しやすく、体育の時間やスポーツをするときも快適です。メガネを壊す、通常のコンタクトレンズのようにゴミが入る、といった心配もありません。
<治療にかかる費用>(税込) ※通常支払いの場合
①メニコン「オルソK」の場合 ②シード「ブレスオーコレクト」の場合
58,000円(お試し装用1ヶ月) 58,000円(お試し装用1ヶ月)
1ヶ月後 90,000円(治療継続費) 1ヶ月後 90,000円(治療継続費)
(1年間の定期検査代込み) (1年間の定期検査代込み)
①(1年以内、片眼につき1回の破損保証あり) ②(処方交換、破損交換は1枚につき年2回まで)
シード「ブレスオーコレクト」※定額制の場合
初回コミコミスタートプラン(レンズ保証、ケアセット、1か月レンタル代が込み)
両眼39,800円(2か月目以降、月額7,700円)※月額には定期検査、レンズレンタル代込
片眼26,500円(2か月目以降、月額4,400円)※月額には定期検査、レンズレンタル代込
処方交換、破損交換は1枚につき年2回まで。さらに1年で保証はリセットされます。
◎詳しくは、当院スタッフにお問い合わせください。
オルソケラトロジーの使用上の注意
- 慣れるまでは時間が必要です。また、裸眼視力が安定するまでには1週間程度かかります(個人差あり)。
- 使用前に正確な視力検査を行うため、現在コンタクトレンズを使用されている場合は、ソフトなら1日以上、ハードなら3日以上装用を中止してください。
- 化粧品・油類などをレンズにつけないよう注意して、装用中は眼をこすらないでください。
- 間違ったレンズケアにより重篤な角膜感染症を起こす場合があり、その結果視力が下がる可能性があります。毎日の正しいレンズケアが必須となります。
- 定期的な視力などの検査と眼の診察、レンズの汚れや傷のチェックが必要です。
- 汚れ・傷などのレンズ劣化が起こるため、1~3年に1回交換することをおすすめします。
見え方に変化があった、異常な痛みや違和感が生じた場合は、レンズの使用を中止してすぐに眼科で受診してください。
- 初回は短時間のお試し装用と装用練習のため、約2時間ほどかかります。お時間に余裕を持って、事前のご予約をお願いいたします。
よくある質問
Q1. どんな人でも、オルソケラトロジーレンズを装用することはできるのですか?
すべての方がお使いいただけるわけではありません。使用を始める前に、医師が目の健康状態、近視の度合い、角膜の形などさまざまな検査をしたのち、使用の可否を判断します。
オルソケラトロジーのガイドラインでは-4.00Dまでの近視、あるいは軽度な近視性乱視に適応できることが確認されています。これ以上の度数になると、満足のいく視力を得られることは難しくなります。現在のところ、遠視や老視の方は、矯正することができません。また、強いアレルギーがある方は、適しません。
Q2.どのくらいの睡眠時間が必要ですか?
寝ている間に装用するので、適切な効果を得るためには、個人差がありますが毎日最低でも6時間程度の睡眠時間が必要です。
Q3. 寝ている時の姿勢は、どんな姿勢が良いのですか?
仰向けで就寝することをお勧めします。レンズの矯正効果が得られる安定位置は瞳の中央にあることです。レンズがずれてしまうと矯正効果が半減するおそれがあるため、特にうつ伏せはお勧めできません。
Q4. 治療を途中でやめた場合、近視はどうなるのですか?
レンズを装用していた期間や個人の目の状態によって異なりますが、数日で裸眼視力が低下していき、約2週間から1ヵ月程度で、治療を始める前の状態へ戻ります。視力矯正の手段として、使い捨てコンタクトレンズやメガネなどを眼科専門医の指示に従って適正に使用してください。
Q5. オルソケラトロジーは何歳からできるのですか?
当院では、6歳以上の方を対象としております。成長期にある子どものうちから始めるほど近視の進行を抑制できるという研究結果があります。
Q6.オルソケラトロジーを使用することで、どんな副作用や合併症がありますか?
夜間に、ハロー(光の周辺に輪が見える現象)やグレア(光が広がり、にじんで見える)が起こることもあります。オルソケラトロジーのレンズは、ハードコンタクトレンズであるため、装用初期は、ゴロゴロしたり、痛みなど違和感が強く生じ、慣れるまで時間がかかる方がいます。また、正しいケアをしないと、角膜に傷をつけたり、感染症を生じる恐れがあります。
Q7.クーリングオフはできますか?
本治療は、保険の対象外、自由診療となります。
高度管理医療機器を使用する治療のため、クーリングオフ(契約解除)の対象外です。
医療費控除の申請が可能です。当院から発行した領収書は大切に保管してください。
Q8.レンズの保証サービスはありますか?
メーカーによって異なりますので、直接お問い合わせください。
Q9.定期検査の頻度は?
お試し装用開始後、まずは1週間後に目の状態とレンズのチェックをします。
その後ご使用状況に問題なければ、開始2週間後と4週間後に来院をお願いしております。
お試し装用1か月終了後は、3カ月ごとに定期検査を行います。オルソケラトロジーの定期検査は基本的に、院長の診察になります。定期検査は効果・安全性などの確認において大変重要になります。お守りいただけない場合は、治療を中止させていただく場合がございます。また、目の異常を生じた場合、眼科医が必要と判断した場合は、定期検査の時期に関わらず、その疾患に対する眼科的治療を受けてください。
Q10.治療をやめたいときは?
治療を継続しない場合は、専用レンズを返却していただく必要があります。
来院いただき、医師にご相談ください。
レッドライト治療(自費診療)
近視進行抑制治療用のEyerising(アイライジング)という機器を使用します。
年齢対象はおおむね6歳~16歳。
ご契約後、当院より機器を貸与します。
ご自宅でこの機器を裸眼状態で1回3分の照射時間、1日2回、週5日(計10回)のぞき込み赤い光を見ることで
個人差はありますが、近視進行を最大87.7%抑えたとの結果が報告されています。
・1日の治療間隔は4時間以上空ける必要があり、決められた照射時間や回数を超える使用ができないようになっております。
・治療後に一時的な残像、まぶしさ、閃光盲が起こるおそれがあります。治療後は3分間程度目を閉じて休むようお願いします。
・残像、まぶしさ、閃光盲などの症状が5分を超えて3回以上続くことがあった場合は、本デバイスの使用を中止し眼科医に相談して下さい。
・また本治療には細かい注意事項や条件がございます。ご希望の際はお電話で予約を入れていただきますようお願いいたします。
★対象外となる場合
●斜視がある方
●眼球異常がある方
●瞳孔散大を引き起こす可能性のある薬剤を投与した後・・など
★準備・条件
●使用する場所のWifi環境(2.4GHz推奨)
●利用料支払いの為のクレジットカード(JCB、デビットカード不可)
●ユーザー登録のためのスマホなどのモバイル端末
★費用について
本治療では、①当院と②アイライジング社の2か所にお支払いいただきます。
①当院にお支払いいただく費用
初期費用(初年度)※178,000円(内:30,000円保証金)
定期検査(2年目以降)4,400/円
※適応検査・デバイス貸与及び保証・初年度の定期検査(計5回分)が込み
②デバイス利用料(アイライジング社)
毎月払い 8,250円
1年分一括払い 89,100円(10%割引)
2年分一括払い 158,400円(20%割引)
★デバイス耐用年数、保証期間は製造から5年間です。
耐用年数経過後も治療継続を希望する場合は、新しいデバイスを無料で提供いたします。
また、保証期間中に正しい方法で使用したにもかかわらず、製品の故障が発生した場合は、保証が受けられます。
★製品の保証に係る最終的な判断は、メーカーが決定権を有しています。
<その他>
Q1 レッドライト治療は保険適用ですか?
公的医療保険の対象外です。自由診療となり全額自己負担となります。
Q2 医療費控除の対象となりますか?
医療費控除の対象となります。デバイス提供会社(Eyerising社)への費用についても医療費控除の対象となります。
最終判断は、確定申告受付の税務署になりますので税務署にてご確認をお願いします。
Q3 1日1回しか治療できなかった場合はどうしたらいいですか?
1週間のうち計10回までの治療が可能です。1週間で計10回の治療が出来るよう計画、習慣にしてください。
Q4 レッドライト治療はいつまで続けたらよいですか?
眼軸の伸長は10代後半くらいまで(個人差あります)すると言われており、それまでは継続できればお勧めしています。
●機器の操作、カスタマーポータルサイト等に関するご質問は以下のメールアドレスへお問い合わせ下さい。
eyerising-jp@eyelens.sg
(カスタマーサポートは販売代理店のシンガポールEyeーLens社が行います。)
・お問い合わせの際は、メール内に当院名と患者様のお名前をご記載ください。
点眼薬による近視進行抑制方法(低濃度アトロピン点眼)自費診療
マイオピン0.01%
リジュセアミニ点眼液0.025%
マイアトロ0.05%
有効成分アトロピンを低濃度で配合した点眼薬です。すでに日本で商標登録を受けており、マイオピン0.01%は1本で1ヶ月使い切りとなります。リジュセアミニ点眼液0.025%(国産品)は1箱1か月、1日1回30回分となっております。
マイアトロ0.5%は1本で10ml入っており約2か月分となります。
0.01%および0.025%の濃度のものは、1%の濃度に比べて副作用が少なく、かつ近視の進行を抑えることが数多くの研究で示されています。使用によるアレルギー性結膜炎・皮ふ炎の発生は稀で、眼圧への変化や白内障のリスクもなく、安全性に優れた治療法となります。
Q1 「リジュセアミニ点眼液」とはどんな薬ですか?
小児の近視進行抑制を目的として日本で初めて承認された点眼薬です。近視の進行を平均で約30~60%軽減する効果が報告されています。
Q2 「マイアトロ」とはどんな薬ですか?
シンガポール国立眼科センターなどの研究に基づき開発され、小児期の近視進行を軽減される目的でアトロピンを配合した点眼薬です。高い効果が実証されている薬剤の一つです。
Q3 使い方は?
「マイオピン」、「リジュセアミニ点眼液」、「マイアトロ」、
1日1回寝る前に両眼に点眼します。
「リジュセアミニ点眼液」の容器のみ防腐剤フリーの1回使い切りタイプです。1度開封して残った場合は再使用しないで下さい。
Q4 費用は?
リジュセアミニ点眼液のみ、診察・検査に公的医療保険が適用されます。
お薬代自体は各種自由診療の為、全額自費負担となります。
- 対象・条件
- 6~12歳、-6.0D以下の近視のお子様であること
- 就寝前に点眼できること
- 定期的な通院が可能であること
メガネレンズによる近視進行抑制方法
日本でも、HOYA株式会社さんから「ミヨスマート(MiYOSMART)」という、お子さまの近視進行を抑えることを目的としたメガネレンズが販売されています。このレンズはすでに世界50か国以上で販売されており、研究では近視の進行を約50〜60%抑制する効果が報告されています。
一般的なメガネレンズと大きく違うのは、その構造です。レンズの中央は通常通りしっかり見え、周囲には度数の異なる小さなレンズが多数配置されています。これにより、眼の奥行き(眼軸長)が伸びすぎるのを抑え、近視の進行をゆるやかにすると考えられています。
見た目は通常のメガネとほとんど変わらず、日常生活でも違和感なく使用できます。なお、乱視にも一定範囲で対応可能です。
■ メリット
・普段のメガネと同じように使える
・コンタクトレンズより始めやすい
・小さなお子さまでも取り入れやすい
■ 注意点
・効果を得るためには、毎日できるだけ長時間の装用が必要です・メガネのフィット感が重要なため、メガネ店での定期的な調整が必要です
・費用はやや高め(目安:約10万円前後)
・使い始めに、まれに二重に見える、めまい、頭痛などを感じることがあります
また、最初の1~2週間は見え方に慣れる期間です。周辺がぼやけて感じることがあるため、安全のために、自転車の運転や激しい体育の授業・スポーツなどは控えていただきます。
■ 重要:誰でも使えるわけではありません
以下の場合は適応外、または慎重な判断が必要です。
・円錐角膜などの角膜疾患
・斜視や強い眼位異常
・調節異常(偽近視を含む)
・見え方の違和感に適応できない場合
Q1 何歳から使えますか?
主に6歳くらい~18歳くらいが対象です。
Q2 どこの眼鏡店でも買えますか?
眼鏡店ならどこでも作れるわけではなく、メーカーの指定を受けた「販売取扱認定店」でのみ取扱いが可能です。
「HOYAミヨスマート店舗検索」からご確認いただけます。
また、購入には、眼科医の処方箋が必要となります。
ソフトコンタクトレンズによる近視進行抑制方法
多焦点ソフトコンタクトレンズ
一般的に中高年の老視のための遠近両用コンタクトレンズです。
最近は子どもの近視進行抑制に効果があるとわかってきており、オルソケラトロジーに比べて経済的に負担が少なく、装用感がいい点などが特徴。自己管理が必要なため、10歳以上が対象の目安となります。
- 特徴・注意事項
- 異物感が少なく、痛くてオルソケラトロジーが使用できないお子様も使えます。
- オルソケラトロジーの適応範囲を超えた強い近視のお子様も使えます。
- 保護者の方がレンズケアなどの衛生面について監督する必要があります。
- スポーツのときも使えますが、ゴミが入ったときなどは自分で外す必要があります。
- 乱視の強いお子様には使えません。
その他の近視進行抑制方法
サプリメントの摂取
クリビジョンジュニアEXは、お子様への近視抑制効果が認められたサプリメントです。飲みやすいソフトカプセルで、6歳から内服できます。オルソケラトロジーの装用やマイオピン点眼が苦手なお子様におすすめです。






















