院長ブログ

2018.04.24更新

小さい子どもは、下まぶたがふっくらとしていて、まつげが内側に入っていることがよくあります。まつげが角膜にあたってしまうため、キズになってしまいます。ただ、深刻な状況になることはまずありません。めやにが出たり充血したりすることはありますが、抗菌剤の目薬をさせば数日でよくなることがほとんどです。
また、子供の逆さまつげは、成長に伴って外に向いてくることがほとんどです。多くの場合、時間とともに改善します。ただ、成長しても逆さまつげが良くならないこともあります。そのままにしておくと角膜炎などをおこす可能性があるので、局所麻酔で手術します。

2018.04.19更新

プロスタグランジン系統の目薬は、眼圧を下げる力が強く、1日1回の点眼ですみ、全身への副作用が少ないため、緑内障治療の第一選択とされています。ただし、まぶたに付着した目薬が原因で起こってしまう、まぶたの色素沈着の副作用があります。これは、点眼後すぐ洗顔することで防げます。洗顔できない時は、濡れたおしぼりか、又は、ティシュでふきとってください。朝の洗顔前に点眼するのも1つの方法です。充血が気にならなければ洗顔の手間が減りますし、朝に点眼するる方が忘れにくいのも利点です。
万が一、まぶたに色素沈着がおきてしまった場合は、点眼を中止すれば約2ヶ月で元に戻るので、過剰に心配する必要はありません。

2018.04.17更新

まぶたにあるマイボーム腺から脂(あぶら)が分泌され、その脂が眼球の表面で涙の蒸発を防いでいます。脂が十分に分泌されないと、涙が蒸発し、目が乾燥してしまいます。マイボーム腺がつまると、脂の分泌を妨げてしまいます。目を温めることで脂が溶け出し、マイボーム腺の詰まりが解消されれば、脂の分泌量が増えて涙が過剰に蒸発するのを防げます。脂の分泌量を増やす唯一の方法は、目を温めることです。

当院では、ドライアイに悩む患者さんに、目薬の治療以外に自宅でできる方法として、「目を温める」ことをお勧めしています。

2018.04.10更新

目にも、利き目があります。望遠鏡をのぞき込むときに使う目、単眼の顕微鏡で観察するのに使う目が利き目とされます。

利き目は専門的には優位眼と呼び、反対側の目は非優位眼と呼びます。左右の見え方がほぼ同じ場合、利き目はそれほど明白なものではなく、条件によっては変動します。
メガネを合わせるときに利き目を考慮する必要があります。例えば、片目の近視の度が極端に強いとか、左右で乱視の軸が違っている場合などは、利き目を優先して利き目がよく見えるように合わせたほうが満足していただけます。
めがね処方などで利き目について気になる方は、当院へご相談下さい。

2018.04.06更新

運転免許を取得するためには、一定の視力が必要になります。規定の視力に満たない場合は、眼鏡やコンタクトレンズの矯正視力でも大丈夫です。ただし、矯正視力の場合は、免許に「眼鏡等」という条件が付きます。

運転免許の種類によって必要な視力は変わってきます。0.7以上というのは、普通免許の場合の条件です。
・原付・小型特殊
1)両眼で0.5以上
2)又は一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上
・普通第一種・中型第一種(8t限定中型)・二輪・大型特殊
1)両眼で0.7以上
2)一眼でそれぞれ0.3以上、又は一眼の視力が0.3に満たない方、若しくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上
・大型第一種・中型第一種(限定なし)・けん引・第二種
1)両眼で0.8以上で、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上
2)深視力として、三桿法の奥行知覚検査器により3回検査した平均誤差が2センチ以内

運転免許取得・更新の際、気になる方は、一度、眼科にご相談ください。

 

2018.04.03更新

<こどもの視力は成長します>

生活の中で毎日目を開けて色々なものを見る(訓練)うちに、目からの情報より脳が正しく理解するようになり発達していきます。

何らかの原因により、たえずものを見る訓練ができず視力の発達が抑えられた状態、これを弱視といいます。

ものを見る訓練ができない状態になる原因としては主に

●遠視

●斜視

●その他、生まれつき目の病気や乳幼児期に眼帯を長い間つけたりした場合

弱視は斜視と違い「保護者の方もわからないまま」があります。

特に片目だけ弱視だった場合、見やすい目を使っているため気づきにくいのです。

3歳児健診など、視力検査を積極的に受けるようにしましょう!

 

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