子どもの近視抑制治療を比較|種類と選び方
2026.10.01更新
「たくさんの近視抑制の治療があるけれど、どれを選べばいいの?」と悩まれる保護者の方も多いのではないでしょうか。お子さまの視力低下が気になり始めると、できるだけ進行を抑えてあげたいと思うのは、自然なことです。
しかし、近視抑制治療にはさまざまな種類があり、それぞれに抑制効果や特徴、向き・不向きがあります。そこで、大切なのは、お子さまに合った方法を選ぶことです。
以下に、当院で、取り扱っている近視抑制治療について、効果の目安や特徴、メリット・デメリットをまとめました。無理なく続けられる方法を見つけるヒントとして、ご参考ください。
なお、近視の抑制効果は研究データに基づく目安であり、個人差がありますのでご了承ください。
◆ レッドライト
・ 特徴 : 専用の機器の赤い光を見る
・ 抑制効果 : ★★★★★ / 50~80%前後
・ メリット : 抑制効果が高い、 短時間でOK (1日1~2回)、 装用不要 (非接触)
・ デメリット : 初期費用が高い、 新しい治療法、 一時的なまぶしさあり、 使用方法の管理が必要
・ 初年度費用 : 約270,000円
・ 継続費用 : 機器使用料、定期検査代
◆ オルソケラトロジー
・ 特徴: 寝ている間につけるコンタクトレンズ
・ 抑制効果 : ★★★★☆ / 40~60%前後
・ メリット : 抑制効果が安定、 日中裸眼でOK、 スポーツ時も快適
・ デメリット : 初期費用が高め、 適切なレンズ管理が必要
・ 初年度費用 : 約150,000円 (両眼) / 約100,000円 (片眼)
・ 継続費用 : ケア用品、 レンズの交換費用、 定期検査代
◆ 低濃度アトロピン (0.01% / 0.025% / 0.05%)
・ 特徴 : 寝る前に目薬をつける
・ 抑制効果 : ★★★☆☆ / 30~60%前後
・ メリット : 簡単に始められる、 低年齢からOK
・ デメリット : 抑制効果は弱め、 まぶしさや近見ぼやけあり (濃度に依存)
・ 初年度費用 : 約50,000円前後 (目薬1本:1ヶ月分あたり4,000円前後)
・ 継続費用 : 目薬代、 定期検査代
◆ 多焦点ソフトコンタクトレンズ
・ 特徴 : 日中使う特別なコンタクトレンズ (視力補正と近視抑制を両立)
・ 抑制効果 : ★★★☆☆ / 30~60%前後
・ メリット : 一般的なコンタクトレンズと同じように使用可能
・ デメリット : 継続費用が高い、 見え方に慣れが必要、 適切な管理が必要、 購入に制限あり
・ 初年度費用 : 約150,000円 (両眼) / 約100,000円 (片眼)
(レンズ1箱あたり6,000円前後)
・ 継続費用 : コンタクトレンズ代、 定期検査代
◆ 特殊設計メガネレンズ
・ 特徴 : 特殊構造のメガネレンズ (視力補正と近視抑制を両立)
・ 抑制効果 : ★★★☆☆ / 20~60%前後
・ メリット : 安全性が高い、 管理が簡単、 低年齢からOK
・ デメリット : レンズ代が高い、 常時装用が前提、 見え方に慣れが必要、 フレームの定期調整が必要
・ 初期費用 : 約100,000円前後 (メガネ1本あたり)
・ 継続費用 : 度数変化時作り変え、 定期検査代
眼科専門医 穂積和弘






















