院長ブログ

2024.11.11更新

11月ですが寒暖差の大きい時期が続く日々ですね。

今回はメガネレンズに関する内容です。
 メガネレンズの9割以上に、プラスチック素材が使われています。プラスチックは、熱に弱く、60℃以上になると膨張し始めます。そうなると、プラスチックレンズの表面のコーティングがひび割れたようになってしまい、線状のキズやしわが寄ったような状態になります(クラック)。このような状態になると、光が散乱して見づらくなるため、クラックが入った場合はメガネを新しくすることをお勧めします。
 
 高温になりやすい身近な場所は、炎天下の車の中。夏の車内は50℃くらいになり、ダッシュボードなど直射日光が当たる場所では、さらに70℃以上にもなります。
 他には、サウナです。90℃ほどの場所が多く、メガネのレンズ以外にも、フレームの劣化を早めることになります。また、温泉入浴時、ドライヤーの熱風やバーベキューの鉄板の熱にもご注意下さい。大切なメガネやサングラスを長く愛用するためには、高温になる場所やその近くに置いておくことは避けましょう。
また眼鏡店ではレンズに熱に強いコーティングをオプションで付けられる種類のレンズもありますので、必要に応じて相談してみるのも良いでしょうね。

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